湿度計のセンサーでわかること

湿度計と言えば温度計と一緒になっているものを思い浮かべる人がほとんどです。

それは湿度が温度と密接に影響しているからです。湿度は空気中に含まれる水分量なので、高温になれば増えて、低温になると乾燥します。それが冬になると乾燥し、夏に湿気が多くなる原因です。湿気が影響するものとして、カビや素材の劣化があります。特にカビは健康に影響するため、出来るだけ発生を抑えたいと思うものです。

例えば建築物における衛生的環境の確保に関する法律では、多くの人が利用する建物では相対湿度を40から70%RHに維持していることが求められています。建物の湿度が適正かどうかは、センサーを設置すれば監視することが可能です。床から1.2から1.6mの範囲に取り付けて測定します。法令による建物の確認の場合には、空間の中心あたりで行われるので、全く同じとは言えませんが、複数箇所センサーを設置しておくことでカバーできます。

湿度計自体は確認しやすいところに置いて、センサーだけを分散させて取り付けます。空調が機能している限り、異常になることはありませんが、物を配置したことによって十分な空気の流れが得られない場合もあります。ハンディタイプの湿度計を使えばそのような場所も測定することができます。配置を変更した時などは、確認しておくと安心です。ある程度の期間湿った状態で放置されたダンボールはカビの発生原因となり、鼠族昆虫の発生源にもなります。

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