温度計センサーの優れている点

温度計センサーと一口に言っても、その機能には違いがあります。

簡単に言えば、対象物の温度が何度なのかを知る必要があるものと、具体的に何度なのかを知る必要まではあまりなく、単に、予め設定した温度に達したのかどうか、その温度以上なのか以下なのかさえ知ることができれば良いものとの違いです。例えば最近のエアコンには確実に温度計センサーが使われていますが、この場合、使う人が自由気ままに設定した室温になるまで機器は作動しなければなりません。

25度に設定される場合もあれば28度に設定される場合もあるでしょう。このような条件下では、機器は室温がいま何度なのかという情報を知ることができなければまともに動作できません。一方で、保温機能付きの電気湯沸しポットにも温度計センサーが使われていますが、こちらは少し様子が異なります。

このような機器が知るべき情報としては、水温が100度になればスイッチを切ることと、あとは例えば80度に保温する機能が付いている場合は80度以下になれば再沸騰のスイッチを入れることです。予め設定したこの2つの温度に達したかどうかさえ分かれば機器はしっかりと動作することができ、例えば水温が60度なのか、それとも70度なのかといった情報までは知る必要がありません。普段私たちが目にする機器に用いられている温度計センサーの大部分は後者のタイプでしょう。当然ながら前者のほうが機構としては複雑になります。

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