センサーとはある情報を収集して、IT機器で認識できる信号に変換する機器のことです。

音、光、温度、速度などを変換することができます。温度計で扱っている「温度」もセンサーで変換可能です。冷蔵設備の温度計として、センサーが使われている事例はよくあります。24時間365日、どんなタイミングでも自動測定可能です。スーパーマーケットの食糧品売り場では必ず冷蔵設備があります。温度計が設置されているものを見かけた方も多いはずです。それではセンサーを使うメリットは何か、見ていきます。冷蔵設備に温度計を設置している理由は適切な温度管理が必要だからです。肉や魚は一定の温度を保たないと腐って商品として出せなくなります。

ゆえに温度計で温度を一定周期で確認しているのです。その管理を人間に委ねると、誤記やチェック漏れが発生します。そうすると、異常に気付くのが遅れるケースが考えられます。人為的なミスをゼロにすることはほぼ不可能ですが、ミスは致命的です。

センサーで自動チェックするとそういった測定ミスや漏れはまず起こりません。測定値を正確に記録して、システムに送信します。測定のタイミングも管理しているシステムで設定すればその時間に測定します。人間が実施すると多少ズレは出ますが、システム管理すると、秒単位での狂いも出ません。また、小数点第何位まで測定するといったことも間違いなく実行されます。人間の場合は恣意的に数値を変える可能性がありますが、そういった危惧とは無縁です。温度管理には適した機器であると言えます。