湿度計センサーは、温度と計測する温度センサーと湿度を計測する湿度センサーのどちらの機能も兼ね備えているものです。

一台で温度と湿度の両方を計測することができるので、屋内外の環境計測に利用すれば、シンプルに計測ができます。その種類については、伸縮式湿度計や電気式湿度計などがあります。伸縮式温度計については、ピンと張った人や動物の毛・ナイロン糸の湿度変化による伸縮を利用したものですので、構造もシンプルで安価なのが特色ですが、変化が反映されるまでに時間がかかることや精度に難点があるなどの欠点も指摘されています。一方、センサーを利用した、電気式湿度計は、大きく分けると抵抗式と静電容量式があります。

これらのタイプには、電圧または伝習出力タイプが多いため、データロガーへの入力や液晶デジタル表示へおリアルタイムモニタリングが可能です。しかし、温度変化による誤差が生じることがあったり、刑事変化などがあったりなど、避けられない欠点がありました。近年では温度と湿度の両方を測ることができる装置は、小型化が実現されていてデジタル式もあります。

ただし、温度や湿度は計測系によって誤差者ばらつきがあります。装置の購入当初は誤差はありませんが、長年使用し続けていると誤差の範囲が大きくなります。かつてから使用され続けている装置に「アスマン通風乾湿度計」があります。これは100年以上前にアスマン氏が考案したことによりその名がついています。この測定機器はデジタルや室内温度の温度や湿度を計測する上で、温度や湿度が非常に正確と言われてます。この機器は、センサー部に水銀を使用しており、輻射熱を妨げる構造となっています。