会社だけでなく、一般家庭にもパソコンは普及しています。

今ではショッピングや映画鑑賞などあらゆるエンターテインメントを楽しめるツールとなっており、幅広い年代の方が長時間パソコンを使われていることでしょう。また、家電量販店で販売されている既製品だけでなく、各パーツを自身で買い集めて組み立てる自作PCも人気があり、マシンも多様化しています。パソコンを用いる時、まず最初に取り扱い説明書に目を通します。

1ページ目には「高温になる環境での使用は控えてください」と記されているのをご存知ですか。パソコンは精密機器に分類され、高温多湿を弱点にしている機器です。そのため、35度以上の温度になる場所では極力使用を控えるのが好ましいといえます。

昨今では日本の夏は35度以上を記録するのが当たり前となり、各パソコンメーカーも工夫を凝らして「温度計センサー」を本体内に搭載するようになりました。「温度計センサー」とはパソコン内のメイン基盤となるマザーボードやCPUに取り付けられていて、一定温度以上を感知すると自動で冷却ファンを作動させる機能を有します。

これはデスクトップパソコンだけでなく、ノートパソコンにも2013年以降の製品に組み込まれていて、誤作動を抑制するのに効果を発揮していることが専門誌の調査で明らかになりました。自作PCの場合は取り付けなくても動作に支障はありませんが、快適に長くマシンを愛用する場合は温度計センサーを取り付けておくのが好ましいといえます。
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